ブラウザのスクロールを改善するアドオンFixScrollをリリースしました。

Preliminary Review申請中ですが、Firefoxのアドオン第2弾をリリースしました。

ワイプするようにスクロールができるようになります。イメージ的には日めくりカレンダー。
パワポのページ切り替え方式でいうと、通常のスクロールはスライド、このアドオンはワイプに当たります。)


まだPreliminary Review前(5/21)
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/fixscroll/


通常のスクロールだと、スクロール中にコンテンツが動いてしまうため、読む⇒スクロール⇒読むの繰り返しになります。これが私には苦痛でした。スクロールするたびに読んだ位置を目で追わなければならず、読み物にはスクロールは本当に向いていない!と感じていました。
いつも読むときはこんな感じ。
1.読み終わったテキストを選択して目印とする
2.スクロールする(読み終わった位置を一番上に持ってくる)
3.また読み始める
4.この繰り返し
※この動作を簡略化するため、前のアドオンSnipeScrollを開発しました。


FixScrollの表示の仕方だと、コンテンツは一切動かないため、読むのを中断せずにスクロールすることができます。(上記の作業は一切いらなくなる)


まずはページが表示されます。(ブラウザを普通に使うように)


ある程度まで読んだらスクロールします。


すると、次のコンテンツが上から出てきます。
⇒表示されている部分はつねに同じ位置なので、どこまで読んだか探す必要はありません。


さらにスクロール


と読み続けられます。


操作方法としては、通常のスクロール動作をほとんどエミュレートしているので、違和感なく使えると思います。1点異なるのはALTキー(Metaキー)を押しながらスクロールすると、通常のスクロールの動作をします。この機能は画面の端で画像が切れているときなどの調整時に使います。


こんなとき


ALT+スクロールすると


画像全体を見れるようになります。


画面の最下部には、灰色で半透明に表示されているエリアがあります。この部分は次のページでも同じ内容を表示している領域になります。スクロールの仕組みを変更したことで、画面の端で文字が切れてしまう場合があり、その際にALTキースクロールをしなくても読み続けられるようにするためです。


なお、0.2_20110521版まではページ内検索機能を利用するには、「Find to Center」が必要となります。

まだ未実装の機能は別記事でまとめます。


ソースはGithubにあります。